2013-01-01から1年間の記事一覧

無脳症の胎児 ・認められる中絶・

無脳症の胎児 ・認められる中絶・ 人工妊娠中絶が固く禁じられているエルサルバドルで、出産直後に死亡する可能性の高い胎児を妊娠中で、自らも慢性疾患を抱える女性が特例的な堕胎許可を求めていたが、その国の最高裁はこの妊婦の中絶を認めないという判断…

第二バチカン公会議の50周年 〜その4〜ベネディクト16世の悩み

ベネディクト16世の板挟み 教皇ベネディクト16世は、「多くの問題に揺るがされている現代世界にあって、教会を統治するための肉体と精神の力が...最近の数か月に衰え、私にゆだねられた奉仕職を果たすことができない」と退任表明したとき、二種類の反応が…

第二バチカン公会議にみるカトリックの改革 −その3− 〜二十一世紀に向き合う教会〜

第二バチカン公会議にみるカトリックの改革 −その3− 〜二十一世紀に向き合う教会〜 ((前のポスト 〜その一とその二〜を 参照)。(スペイン語の記事は www.juanmasia.com を参照)。 一か月だけの教皇、ヨハネ・パウロ1世 ルチアーニ枢機卿が教皇に選出さ…

第二バチカン公会議から50年 〜その二〜 刷新と反動のはざまに

(前のポスト 〜その一〜 参照)。刷新と反動のはざまに ヨハネ23世はバチカンの窓を開けて教会内の風通しを良くしたのであれば、パウロ6世は全世界へ出かけて旅する教会のすがたを示した教皇でした。1964年に聖地に旅し、東方教会の首位宛名後ラスと親しく…

Vatican II: Reform of the Church 第二バチカン公会議に見るカトリックの改革

第二バチカン公会議にみるカトリックの改革 二〇一二年の秋からはじまった「信仰年」に第二バチカン公会議終五十周年が祝われています。開催から四百五十年以上経った450トリエント公会議には、カトリック教会に大きな刷新の可能性が潜んではいたのですが…

Humor y Evangelio en el Año de la Fe (10): No predicar como un loro 教会は九官鳥ではない。

広島でのヨハネ・パウロ2世野スピーチは、印象深かった。ローマ字を読んで暗記下日本語の言葉には、達庄野鉛はあったが、やはり一つ一つの単語の意味を理解しながら話していたことは明らかである。その後しばらくして東京野町の片隅で、5歳にもならないよ…

Humor y Evangelio en el Año dela Fe (9): GIro de timón.舵の切り替え

バチカンでの昇給バチカンの廊下で電線が故障した。従業員がはしごに上がって直していた。そのとき「ああご苦労さん」という声が聞こえて、振り返った従業員は、驚きのあまりはしごから落ちそうになった。声の主は教皇であった。真っ白なスータンに包まれて…

マスコミを敵に回すな Humor y Evangelio en el Año de la Fe (8)

マスコミを敵に回すな Humor y Evangelio en el Año de la Fe (8)アリタリア航空の教皇専用機が離陸してから一時間後のこと。朝食のカフェオレとマーマレードのついた焼きたてのバターロールがおしひそうであった。しかし朝食をとることも忘れるほど随行の記…