生命といのちの講座ープログラムー

『生命といのちの講座』

主催:ザビエル アカデミア
会場:六甲教会(神戸)第1・2会議室
時間:第3土曜日、10:30-12:00

4月:『生命といのち』(生命科学生命倫理
5月:『いのちの重み』(犯罪、償いとゆるし)
6月:「いのちのかがやきー誕生―」(生命のはじまり)。
7月:『いのちのかがやきー死―』(延命と尊厳死)。

『生命といのちの講座』1:『生命といのち』

1.「いのち」は広くて深い。生命、生活、人生、暮らし、寿命、いのち

2.生命操作と生命尊重:科学の発展、技術の開発、発明から応用へ、社会問題。 

3.バイオではじまる言葉:Biology=生物学; Biotechnology = 生命に関する技術。 Bio-ethics (生命倫理、1970年代から)。ビオス(生命)とエトス(倫理)

4.倫理:ともに生きることの術。

5.生命倫理の問い:「人間が技術的にできるようになったすべてのことはしても良いか。「〜できること」と「〜しても良いこと」の区別。技術によって助かる生命・脅かされる生命。ブレーキかアクセルか、代案か...

6.専門家だけにまかせっぱなしでは足りない。

7.半世紀を振り返る。1968 (学際研究と人権運動)1978:体外受精、1996:クローン羊1998:ES細胞2008着床前の受精卵診断

8.生命倫理の課題1)命を尊ぶ 2)環境を見守る 3)生まれる命を迎える 4)痛む命を癒す 5)死を迎える命を看取る。

9.日本文化からの示唆。「日本の庭」。 

10.聖書の視点。創世記2,7:神の息吹によって生かされる; 創世記2, 5-6 (雨をいただき、地を耕す) と4, 10-12(カインの犯罪)

生命といのちの講座2:『命の重み-死刑問題-』

1. 犯罪と罰、償いの意味、
2. 被害者と加害者
3. ゆるしの意味

生命といのちの講座3:『いのちの輝きー誕生と死』

1. いのちの輝き

2. 誕生と死に置いて輝くいのち


3. 誕生への道と死への道:

    A)生まれてくるいのちを迎える
    B)死んで行くいのちを看取る

4. 共に歩む:A)よりそって助ける

       B)医療技術の助けを借りる

5.どこまで自然に手をくわえたらよいのか。人間のとって自然に人為的に手を加えるのは自然であるが、自然を大切にしながら手を加えよう。

6.両極端:倫理の一人歩きと科学技術の一人歩き。

7.四つの質問:
  A)生命尊重について、
B)各人の尊厳・権利・自律について、
C)重要なかかわり(家族など)について、
D)資源の公正な分配について。

(この四つの質問をしながら「生殖補助医療、末期医療、臓器移植、遺伝子組み換え、再生医療などの諸問題を考えたい」。