罪のゆるしこそ新しい創造

(六甲教会聖書研究会箇条書き、08年10月06日)

詩編 50と51は「罪のゆるしを願い、それを感謝する典礼の祈りである」とアロンソ師は言う(「回心の典礼」『神学ダイジェスト』、52号、42-49頁」)。
19節は重要:「神の求めるいけにえは、うち砕かれた霊。うち砕かれた悔いる心を、神よ、あなたは侮られません」(新共同訳)。
詩編51のキーワード、key words:
18節: いけにえ、犠牲 
3節: あわれみ、いつくしみ
12節,14節: 霊
10節: くだかれた
12節: 心
ローマ書 3, 4で詩篇51、6が引用されている:「あなたの言われることは正しく、あなたの裁きに誤りはない」(ミルトス・ヘブライ文化研究編訳)。
シェケル師は次のように解釈している:
1)神は法廷に来られるのは判事としてではなく、被害者側の代表者として来られる。
2)神は、イ)回心へと呼びかけ、ロ)ゆるしを提供する。
3)ゆるしの条件は 決して「供犠による取引」ではない。
4)神が求めるのはイ)罪を認めること、ロ)ゆるしを信じること、である。
5)ゆるしは「聖霊による新しい創造」であり、新しい出発であり、「どんなことがあったとしても、未来がある」ということである。