福音と社会ー講座箇条書きー
現代社会に響きあうイエスの福音
ー聖書の読み方にもとづいた信仰と社会への視点―
福音によって教会のあり方が問いかけられる
マルコ 12、41−44 ルカ 21,1−4 「貧しいやもめの献金」
A.前置き:福音書についての四種類の読み方
1.一般読者向けの読み方 (宗教や信仰と関係なく、一般に通じる言葉で、 一般の読者の目で)...
2. 福音書の歴史的背景を探る目で (生前のイエス、作者、当時の読者の目)。
3. 物語(文学)としての福音書を読む目で...
4. 現代社会の中で生きている信仰者の目で福音書を読み、現代社会に響きあうイエスの福音からの問いかけに耳を傾ける。
B.マルコ 12、41−44 ヘの四つの視点:
1.貧者の一灯の話 2.当時の社会:「やもめ」、「貧富」、「神殿を」
3.マルコ福音書における12、41・44節の位置づけ 4.??????
C.マルコ福音書の4幕の構成:エルサレムの神殿とイエスとの対決
第一場 エルサレムへの登り道 (10,32・52)
新たに死と復活の予告。自分を捧げる「人の子」(10,32-34)
弟子たちの教育。「仕えられるためではなく」(10,35-45)
道で「ダヴィデの子」(救い主として)としてイエスが認められる(10,46-52)
第二場 イエスはエルサレムに入る (11,1-11,26)
第三場 当時の宗教指導者たちとの論争(11,27-12,34)
第四場 神殿とイエスとの対決(12,35-44)「ダヴィデの子」(12,35・37)。
「仕えられるためではなく」(12,38-40)。やもめの献金。(12,41-44)
参照:マシア著『福音へのまなざし』、新世社、2002年、1章、2章、3章