どの人もどの教会もキリストを独占すべきではない

  六甲教会、説教の箇条書き  2009・1月・18日 教会一致

  ヨハネの二人の弟子はイエスに従った

 「二人の弟子(洗者ヨハネの弟子)はヨハネの話しを聞いてイエスに従った」。(Jn 1,37)。

 日本の教会は「神父中心」になりすぎています。しかし、教会は「神父を囲むもの」ではなく、キリストを中心にする集いです。「太郎神父」は「次郎求道者」に洗礼を授けましたが、次郎は「太郎教」に入ったのではなく、「キリスト道」の信者になったのです。

 人がイエスの福音に接するように道案内する者が助け手の役割を担っていますが、人を導き手のほうにではなく、キリストのほうに近づくように助けるはずです。

 ところで、今月18日から25日までキリスト教諸教会一致を祈り求める週間です。どうか諸姉妹教会は真の教会であり、真の姉妹であることを自覚し、だれもイエス・キリストを独占しているはずはないことを認めるように祈りたいものです。どうか、導き手は人をキリストに近づけるように手助け、自己中心的でない伝道の仕方ができるように。どの人もどの教会もキリストを独り占めにしてはいけないのです。