2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

古いものと新しいもの

古いものと新しいもの 六甲教会説教箇条書き。08-07-27 A年、年間17主日今日の福音はマタイ13章の締めくくりのところです。マタイはこの章の中でイエスが語ったたとえ話をまとめておりますが、締めくくりのところで次のように言っています。「天の国のこと…

使徒信条-3-

六甲教会宗教教育箇条書き 使徒信条 -3-「主は聖霊によって人となり、乙女マリアから生まれた」 マタイ福音書とルカ福音書におけるイエスの誕生物語は史的事実でもなければ、子供向けのおとぎばなしでもありません。それは信仰の立場からの創作です。その物…

加害者と被害者

六甲教会説教箇条書き。08・07-20、A年、年間16主日、毒麦の例え話しとゆるしの意味 この例えを聞くと、ともすれば人を善玉悪玉に分けて考えがちかもしれません。自分自身をどちらの陣地に位置づけるでしょうか。実は自分自身の心のうちに両者(善玉悪玉)の…

『使徒信条をめぐって』−1、2、3−

六甲教会宗教教育箇条書き。『使途信条をめぐって』−1− 使途信条の順にしたがってキリスト教の教えに関する「箇条書き」を積み重ねていきたいと思います。 このノートは毎月、第1と第3月曜日に六甲教会で集まっている数名の話し合いを踏まえた上でまとめ…

聞く耳のある者

六甲教会の説教箇条書き(08-07-13,年間15主日A年、マタイ13,1-23)聞く耳のある者 「被造物がすべて共に呻き、共に産みの苦しみを味わっている」とパウロは言います(ローマ書8、22)。言い換えれば「神様によって作られたすべてのものが呻きながら待ち望…

重荷をおろして

六甲教会の説教箇条書き(08-07-06,年間14主日A年 (マタイ11,25-30)重荷をおろして 「私のくびきは負いやすく、私の荷は軽い」とイエスは言います(マタイ11、30)。他なところで、宗教指導者たちに向かってこう言います「自分で背負えない重荷を人の背中…

信じること

六甲教会宗教教育箇条書き。 『使徒信条」−4− 「信じること」 「宗教」のことを「神聖なものに関する信仰」、信仰は「神・仏など、ある神聖なものを信じ尊ぶこと」と説明される(国語辞典)。ときには、「宗教」は「既成宗教」を指し、 「信仰」は宗教的な心…